【成形機Q&A④】「ポテンショメータ」とは?
8/25/23
電動成形機において、「ポテンショメータ」はコアの位置情報を知る重要な部品です。今回の記事では、ポテンショメータの役割や注意点、交換のタイミングなどについて解説いたします。
Q. 成形機において、ポテンショメータはどのような役割を担っていますか?
A.コアの位置を検知する役割を担っています。
Q. ポテンショメータが検知しているコアの位置は、タッチパネルに表示されますか?
A.バージョンにより異なります。
Ver.3まで(概ね2002年より前に製造)……画面で確認できません。
Ver.4、Ver.5まで(概ね2013年より前に製造)……No.301パリコン設定『現在位置』(図①.図内赤枠)で確認できます。
Ver.6以降……No.303パリコン原点設定『現在位置』(図②.図内赤枠)で確認できます。
※Ver.6以降はサーボモータ基準で制御しているので、No.301パリコン設定『現在位置』(図③.図内赤枠)はポテンショメータの数値ではなく、サーボモータが認識している位置です。

Q.ポテンショメータの場所はどこですか?
A.パリコン正面上部についており、通常はカバーで覆われています。

Q. ポテンショメータに不具合があると、どのような問題が生じますか?
A.Ver.5以前とVer.6以降で異なります。
Ver.5以前-Ver.5以前(概ね2013年以前に製造)の制御では、ポテンショメータで検知した位置に基づいてコアを上下させます。そのため、ポテンショメータに不具合が発生すると、①製品重量が変動する ②パリソンにリングマークができる ③コアが誤作動し極端に動くといった問題が生じます。
Ver.6以降は、「パリコン原点異常※」という警報が誤作動で発報し、成形機を稼働することができなくなります。
※「パリコン原点異常」については下部で説明いたします。
Q. ポテンショメータを交換するタイミングを教えてください。
A. 計画交換であれば約5年が目安です。消耗品のため定期的に交換してください。
また、経年で汚れが固着し、シャフトの動きが悪くなってきた時も交換を実施してください。なお、ポテンショメータの先端に取り付けているフローティングジョイントも経年で摩耗しますので、同時に交換することをおすすめします。
※パリコン原点異常警報とは?
サーボモータが認識しているコア位置とポテンショメータで検知したコア位置に差がある場合に警報が発報します。ボールねじの摩耗によりガタが生じてコア位置が下がってしまうと製品重量が変わってしまうため、警報を発報して通知しています。
