【成形機Q&A②】ホットカッター(HC)のトラブルとその解決法について

4/3/23

「成形機Q&A」の第2回目は、電動成形機において、時折発生するホットカッター(HC)のトラブルやその解決法について解説いたします。

[1]ホットカッター(HC)のトラブルについて

Q. HC刃の取付け時の注意点を教えてください。

A.HC刃の取付けは、左側アームについている刃張りアームにテンションをかけた状態で刃を固定してください。加熱時に延びてしまう刃を補正します。

Q.HCトランスの電流値があがらず、パリソンが切れにくい状態です。どうすればよいでしょうか?

A.HCトランスのチャンネルがMAXになっているかを確認してください。配線をずらすことでHCに流れる電流が大きくなります。すでにMAXになっている場合、HCあみ線、HCトランス自体の交換をご検討ください。

配線方法

上記の画像では、1234に配線されていますが、それを2345に配線をずらします。1段階ずつずらして確認してください。画像の場合は5678がMAXになります。

※0の配線は移動させないでください(写真では一番右の白い配線)。

※ブレーカーを落としてから作業をしてください。

Q. HC刃にはどのような種類がありますか

A.当社で取り扱っているHC刃には、通常刃とSK刃がございます。

通常刃は靭性があり、SK刃より長持ちしやすいのが特徴です。

SK刃は、電気の通りがよく、通常刃より切れやすいですが、劣化しやすいのが特徴です。

[2]刃曲がり対策部品のご紹介

HC刃押さえ(左側)一式を更新しませんか?現行型は刃曲がり対策の回転機構がございます。

(1)回転機構有

HC刃が熱膨張により延びるとき、刃押さえのHC刃固定部分(図の赤枠)の回転機構が機能し、HC刃が延びる動きに対して適切な方向にのみ力が加わります。刃を湾曲させずに伸ばすことができるため、刃曲がりを防止し、刃が長持ちします。

HC刃固定部分がHC刃押さえから独立して動く仕様となっています。

(2)回転機構無

HC刃押さえに回転機構がないため、HC刃が延びる動きにHC刃固定部分が追従してしまいます。そのため、HC刃に対して適切な方向以外の力がかかり、刃が湾曲してしまいます。

HC刃固定部分はHC刃押さえから独立して動かない仕様です。

2017年以前に製造の成形機の場合、刃曲がり対策品を使用していない可能性があります。刃曲がり対策品に変更していないお客様は、この機会にぜひご検討ください。

関連記事:

【成形機Q&A①】サーボモータの原点とは?

【成形機Q&A③】バッテリの重要性