空圧用8連マニホールドの更新をおすすめしています

8/25/23

タハラからのお知らせ

空圧用8連マニホールドの更新をおすすめしています

◎2012年3月前の受注成形機に使用されている空圧用8連マニホールドの電磁弁には、廃盤型式がございます。
※押出上下に使用のA20GD35-1P-GD(クロダ製)

◎廃盤型式の電磁弁が故障した場合、8連マニホールド全体を【現行型】に更新することが必要です。

◎電磁弁の故障に備えて、早めの更新をおすすめします。

◎配線資料を見ながらお客様で交換作業可能です。交換作業をご希望の場合は別途有償にて承ります。

空圧用8連マニホールド更新部品は以下の3点です!

空圧部品を更新する際は現行型がおすすめです。

【旧型の空圧部品(クロダ製)は、長納期、高価、入手困難、廃盤の場合がございます】

本件に関する内容、お見積り依頼については、弊社部品注文までお問合せください!

https://www.tahara-mc.com/contact

※本記事は、タハラ制電動機を対象にした内容となります。油圧機、JEB機、中大型機については、本記事の対象外となります。

成形機Q&A【ポテンショメータ】

電動成形機において、ポテンショメータはコアの位置情報を知る重要な部品です。消耗品のため定期的な交換が必要になります。

Q. 成形機においてポテンショメータはどのような役割を担っていますか?

A.コアの位置を検知する役割を担っています。

Q. ポテンショメータが検知しているコアの位置は、タッチパネルに表示されていますか?

A.バージョンにより異なります。

◎Ver3まで(概ね2002年より前に製造)・・・画面で確認できません。

◎Ver4、5まで(概ね2013年より前に製造)・・・No.301パリコン設定『現在位置』(図①.図内赤枠)で確認できます。

◎Ver6以降・・・No.303パリコン原点設定『現在位置』(図②.図内赤枠)で確認できます。

※Ver.6以降はサーボモータ基準で制御しているので、No.301パリコン設定『現在位置』(図③.図内赤枠)はポテンショメータの数値ではなく、サーボモータが認識している位置です。

Q.ポテンショメータの場所はどこですか?

A.パリコン正面上部についており、通常はカバーで覆われています。

Q. ポテンショメータに不具合があると、どのような問題が生じますか?

A.Ver.5以前とver.6以降で異なります。

◎ver.5以前-Ver.5以前(概ね2013年以前に製造)の制御では、ポテンショメータで検知した位置に基づいてコアを上下させます。そのため、ポテンショメータに不具合が発生すると、①製品重量が変動する ②パリソンにリングマークができる ③コアが誤作動し極端に動くといった問題が生じます。

◎ver.6以降-「パリコン原点異常」という警報が誤作動で発報し、成形機を稼働することができなくなります。

※「パリコン原点異常」については下部で説明しています。

Q. ポテンショメータを交換するタイミングを教えてください

A. 消耗品のため定期的に交換してください。計画交換であれば5年が目安です。 また経年で汚れが固着し、シャフトの動きが悪くなってきた時も交換を実施してください。なおポテンショメータの先端に取り付けているフローティングジョイントも経年で摩耗しますので、同時に交換されることをおすすめします。

※パリコン原点異常警報

サーボモータが認識しているコア位置とポテンショメータで検知したコア位置に差がある場合に警報が発報します。ボールねじの摩耗によりガタが生じてコア位置が下がってしまうと製品重量が変ってしまうため、警報を発報して通知しています。