【製品情報】HPS機 成形装置のご紹介~新たなプラスチック成形の可能性

12/2/24

今回の記事では、HPS機(インジェクションブロー成形機)に関する専門情報について解説いたします。

タハラは、『TOKYO PACK 2024(東京国際包装展)』にて、HPS機を展示いたしました。

HPS機は、射出成形とブロー成形の利点を融合させた新しいタイプの成形機です。これにより、複雑な口部部品の高精度な成形と、胴部肉厚の精密なコントロールを同時に実現いたしました。

HPS機の成形装置のご紹介

HPS機では、以下の装置を使用して成形を行います。

  1.アキュムレータヘッド  溶融樹脂を貯蔵・射出する装置

  2.射出金型 口部部品の外面・内面を成形

  3.ブロー金型 ボトル胴部をブロー成形

HPS機の成形の流れ

HPS機の成形は、以下のステップで行われます。

1. アキュムレータヘッドで溶融樹脂を射出金型に流し込み、精密な口部を成形します。

2. 射出金型をアキュムレータヘッドから上方向に離してゆくと同時に、溶融樹脂を押し出して、口部と一体化したパリソンを形成します。

3. 最後に、このパリソンをブロー金型で挟み、ブローアップを行い、冷却後に余剰部分をカットします。

HPS機に適した製品の成形とは?

HPS機は、以下のような製品の成形に最適です。

・複雑な形状や優れた寸法精度が求められる口部を持つボトルやチューブ類

・胴部の肉厚寸法精度が要求される製品

・現在、射出成形とブロー成形により別々に作られた成形品を組み合わせているもの

 注ぎ口一体容器

 従来、注ぎ口(射出成形)とボトル(ブロー成形) は後工程で合体させていましたが、HPS機では一体型で成形が可能です。

口部バリレス容器

口部が小さく胴部が大きい容器を、口部周りのバリを嚙まずに成形が可能です。パンチングなどの後処理が不要で、キレイなパーティングラインの容器が成形できます。

肉厚+肉薄容器

口部と胴部で肉厚差のある容器の成形が可能です。口部が肉厚なので頑丈ですが、胴部は肉薄なので簡単に折りたたんで廃棄できます。

HPS機で新たなプラスチック成形の可能性も

タハラのHPS機で、成形可能なボトルの新しい可能性について、一緒に検討してみませんか?タハラにはHPS機のテスト設備を保有しており、お客様の希望する成形品のご相談やテスト成形にも対応可能です。

ご不明点やご質問がございましたら、ぜひ当社営業部までご相談ください。

また、産業機械No.858(P.30~35)にて「インジェクションブロー成形機HPS」の詳細もご確認いただけます。ぜひご覧ください。

【インジェクションブロー成形機HPシリーズの紹介】  株式会社タハラ技術部 研究開発チーム齋藤 大輔

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