K 2025・JAPAN PACK 2025へ出展

11/27/25

株式会社タハラは、2025年10月8日~15日にドイツ・デュッセルドルフで開催された国際プラスチック・ゴム産業展「K 2025」に出展しました。本展示会には、世界中から3,000社以上の出展者と17万人を超える来場者が集まりました。弊社からは社長をはじめ、海外営業チームやエンジニアを含む10名が渡航。主力製品である MBD シリーズ『MBD-C33A/54E2Z-AP(C3)』を実演展示し、タハラの多層成形技術の魅力を発信しました。

「K 展示会」は1952年に始まった国際展示会で、ブロー成形、インジェクション成形、押出成形、材料、リサイクル、デジタル化などの最新技術が一堂に会する、プラスチック産業における世界最大級の展示会です。

ドイツのBekum、イタリアのMagic、Plastiblow、Meccanoplastica、アメリカのUniloyなど、世界を代表するブロー成形機メーカーも出展していました。

弊社は、親会社のJSWブースにて、PCR材を中間層に使用した3種3層構造の1Lプラスチックボトルを成形。サステナビリティを重視する欧州市場のニーズに応える、多層成形技術をアピールしました。

各層の構成は以下の通りです。

内層中間層外層
樹脂HDPEPCRHDPE+マスターバッチ
割合20%60%20%

また、リモートメンテナンス機能を搭載し、海外拠点向けのトラブル対応・保守サービスの強化についても紹介しました。

国内市場では、日用品・食品・医薬品向け100mL~1Lの小型プラスチックボトルの需要が高い一方、K 2025では20Lクラスの工業用大型容器ジェリカン(Jerrycan)に関する問い合わせが多く寄せられました。ジェリカンは燃料・農薬・化学薬品・物流用途などで使用され、スタッキング(積み上げ)が可能なため、省スペース化に加えて、運搬や保管の効率に優れています。

国際展示会での実機展示は、カタログや動画だけでは伝わりにくい、成形機の大きさや静音性、成形品が出来上がる一連の流れを海外のお客様に体験いただく貴重な機会となりました。弊社は今後も、海外市場のニーズや技術動向を踏まえ、グローバル市場にも対応できる成形機の開発とサービス体制の強化を進めてまいります。

同月、10月7日~10日の4日間、国内では「JAPAN PACK 2025-日本包装産業展」に出展いたしました。東京ビッグサイトで開催された本展示会には、総勢3.3万人が来場。弊社ブースに初めて立ち寄ってくださったお客様も多く、多種多様なサンプルを手に取っていただきながら、ご相談内容やご質問にお答えする時間を持つことができました。

弊社ブースでは、ガラス瓶からプラボトルへの移行提案をはじめ、主に次の2つのテーマを掲げて出展しました。

①高付加価値な多層プラボトルの展示

②特殊な口部形状プラボトルの展示

昨今のエネルギー価格高騰に伴い、原材料費や輸送費の上昇も広がっています。そんな中、プラボトルは、安い・軽い・衝撃に強い・複雑な形状でも大量生産可能といったあらゆる可能性を秘めています。

ブロー成形機やプラボトルに関するお困りごとがございましたら、是非弊社までお問い合わせください。ご希望があれば工場見学も可能です。