パリコン用サーボアンプ・ヒータ断線

9/26/25

タハラ製電動成形機のパリコンに使用しているサーボアンプは成形機の電気Ver.6

(概ね2013年~)から型式が変わっています

システム全体の制御を見直すにあたって、三菱電機の汎用サーボアンプであるAタイプから

三菱電機の制御ネットワークを利用するBタイプに変更しています。

バッテリーはJ2(S)用、J3用、J4用で異なります。(写真はJ4用)

サーボアンプ交換時は型式の違いにご注意ください。

ヒータ断線は成形機をご使用いただく上で発生頻度が多いトラブルの一つです。

今回はヒータ断線が起きた際の対処方法をお伝えいたします。

Q. ヒータ断線はどのような場合に発生しますか。

A. 以下の2つの場合に発報します。

①温調計が加熱出力を出しているのにヒータに電気が流れない場合

②温調計が加熱出力を出していないのにヒータに電気が流れる場合  

Q. ヒータ断線時に対応する流れを教えてください。

A.操作画面205「温度制御モニタ」を確認します。

①温調計が加熱出力を出しているのにヒータに電気が流れない場合

(加熱出力が100%で電流値の「実測」が「ヒータ断線」よりも小さい)

 1.ヒータ抵抗値を測定して、理論値から外れていればヒータまたはプラグ線を交換する

 2.サーキットプロテクタがOFFになっている場合はONにする

②温調計が加熱出力を出していないのにヒータに電気が流れる場合  

(加熱出力が0%で電流値の「実測」が0でない)

 1.SSRを交換する

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※本記事は、タハラ製電動機を対象にした内容となります。油圧機、JEB機、中大型機については、本記事の対象外となります。