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5/28/24
成形機Q&A【フラッシュセンサ】
フラッシュセンサはダブルショットを防止するオプション機能です。ダブルショットとは、成形不良により金型内にパリソンやバリが残存したまま次のサイクルに移行し、型閉動作が行われることをいいます。(パリソンの二度嚙み、バリの二度打ちともいいます)
Q. フラッシュセンサの仕組みと役割を教えてください。
A.型締の受可動板に設けられたセンサが、型閉時に接触することで通電する仕組みです。ダブルショットが起こると、センサの先端同士が接触せず通電しないので、ダブルショットの警報を発して型が開きます。
無理な力がかかることによる、金型や型締の損傷を防ぐことができます。
Q. フラッシュセンサの組付け時の注意点を教えてください。
A. 型閉時にスプリングプランジャが1mm程度沈み込む位置で取付を行ってください。
取付位置がズレていると、誤作動の原因になります。
Q. フラッシュセンサのメンテナンスについて教えてください。
A. 先端部品にほこりが付着、あるいは水滴がつくと誤作動をしますので注意が必要です。
先端部品を定期的にウエスで拭く、#800~1000のサンドペーパーで磨くメンテナンスを行ってください。
Q. フラッシュセンサを交換するタイミングを教えてください。
A. スプリングプランジャのスプリングが経年劣化により弱くなり、型閉した際に先端同士の接触が悪くなります。
型閉に異常がないのに誤作動する場合は、メンテナンスを行い、それでも改善しなければ部品交換をご検討ください。
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※本記事は、タハラ製電動機を対象にした内容となります。
油圧機、JEB機、中大型機については、本記事の対象外となります。