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タハラの技術

ヘッドの設計と製作

高品質なパリソンを形成するために、ヘッド内の樹脂流路はタハラ独自の「多層ヘッド流路設計ソフト」を活用しています。成形品、仕様、生産条件、および原料樹脂の流動特性を基に流動解析し、滞留熱劣化や層乱れのない、厚み分布の均等なパリソンが押し出されるよう流路をデザインします。ヘッド製作にあたっては、最新の加工設備とタハラの高い技術力により、高品質・高精度のヘッド用パーツを加工します。 特に高品質のパリソンを形成するために重要な流路表面の面粗度や各マンドレルの同心度などには、厳しい数値基準を設けて管理・組み付けしています。

流動解析

樹脂の流れに関わるヘッドや押出機スクリューのデザインの設計検討に、3次元流動シミュレーション解析技術を活用しています。

  1. スクリュー混練・混合パーツ内の流動可視化、定量数値評価によるデザイン検討
  2. ヘッドマンドレルの流量均等分配のための流路デザイン検討
  3. ヤケ発生の原因箇所を特定するための、流跡線追跡によるトラブルシューティング
  4. 多層流動の層混入現象を、流れパターンの動的可視化によって解明

ブロー冷却解析

ブロー成形の生産性アップの大きな要因である冷却時間の短縮を図るために、伝熱冷却解析ソフトを開発・活用し、金型の冷却配管や内部循環エアー等、冷却要素の評価を行っています。解析は、①パリソン押し出し垂下中の冷却、②ブロー吹込みによる冷却、③金型による冷却、④内部循環エアーによる冷却、⑤製品取り出し後の冷却、とパリソンが押し出されてから成形品を取り出すまでの全冷却過程を包含しています。

構造解析

型締装置、型締スライド装置、打込装置などの駆動部も含む構造体の強度・剛性・重量のバランスを最適にするために、3次元構造解析技術を活用し、設計しています。特に重さのある型締装置は、成形サイクル向上のため軽量化が大きな命題であり、構造解析は、強靱さと軽量化という相反する要素を考慮した設計をする上で、必須の技術となっています。

成形機制御システム

タハラ電動成形機の制御システムは、高速で安定した連続成形ができること、機械操作が簡単でわかりやすいユニバーサルデザインであることをコンセプトとして設計しています。1994年に開発した電動成形機のサーボシステムは、数回のバージョンアップを行い、システムの高速化や各動作の制御定数の最適化を図り、ドライサイクルを約1sec(MSE-54)短縮することができました。また、成形機の繰り返し動作のばらつきを最小にするための高速演算処理や、温度制御の制御定数の最適化により安定した成形ができます。操作盤は輝度の高い大型タッチパネルを採用し、グラフィックを多用しています。